外出先のベンチに座る私の横に、一羽の白い蝶が


その日私は、用事があって出かけた先でベンチに座っていました。

すると、一羽の白い蝶(蛾)が、どこからともなくひらひらと舞って来て
私の人差し指にちょんと留まりました。
「ん?」
――ここは大きな建物の奥まった場所だし、蝶なんてどっから入って来たんだろ?

その蝶は、またひらりと  今度は私の膝の脇に舞い降りました。
そしてそのまま、私に寄り添うようにしばらくじっとして、身動きひとつしないのです。


白い蝶は魂の化身

↑ 寄り添うようにじっと私の横にいました。

寄り添う白い蝶

↑携帯を近付けても全く逃げません。


白い蝶(蛾)は魂の化身  というのを、いつだったかどこかで聞いたことがあります。
折しも、その日は父が亡くなってから、 四十九日という節目の日だったのです。
いよいよ霊山に旅立つ時が来た父が、蝶の姿になって 私にお別れを告げに来たのかな?
・・・って思いました。

その後、女の子が3人向こうから走って来た時、 蝶はひらひらと舞って行ってしまいました。
「あ、ちょうちょだ〜!!」 女の子たちがそれを追いかけて行きました。

「ああ、とうとう行っちゃうんだなあ…」
今、これを書いていたら 涙がとめどなくあふれて来ました。


その前日は姪っ子の保育園の運動会で、朝8時半から開会式だったのですが、
その8時半ジャストに  部屋の中にものすごいラップ音が響き渡りました。
私のいる部屋のテレビの後ろから、「バチバチバチバチッ!!!」
壁が今まさに、一面ひび割れている最中かと思うくらい(笑)

この世で見る(?)孫の、最後の運動会。 父が張り切って私を急き立てたんでしょうかね(^_^;)

魂の世界も、生まれ変わりも  ご縁も、きっとまた会える事も信じている私ですが、
さすがにこういう時は切なくなります。
生まれて  出会い、生きて、こうして別れの時は来る。
人である限り、寂しさは拭えませんね。

人は、生きて来たようにしか死ねない。
でも、その最後の時に  それまでの人生の結果が現れるのなら、
私は  周囲の心に温かい思い出をいっぱい遺して死んで行きたい。

これからも  私自身の残りの人生を、一生懸命に生きようと思っています。
今日一日をおろそかにしないように。
未来は、今ここにある日々の  時間の積み重ねだから・・・

そんな事を考えた、ある夕暮れ時の出来事でした。





その日までに考えておきたいこと

自分を大切にするための小さなエンディングノ-ト [ 江村信一 ]

実践エンディングノート〜大切な人に遺す私 (単行本・ムック) / 尾上 正幸 著






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